遺 伝 2






メンデルの法則

 優性遺伝子の突然変異種
  劣性遺伝子の突然変異種
  のスプリット
     発現は優性遺伝子の突然変異種
独立の法則はの遺伝子間でお互いの干渉がなく独立して遺伝が行われることを言います。
F2では3:1の割合で優性遺伝子と劣性遺伝子が発現します。

この大きな円の染色体の1セットをゲノムといいます。このように遺伝子は2つで対になっていて,これらを対立遺伝子といいます。左の図のように同じ遺伝子が対になっていることをホモ接合といいます。
を遺伝子といいます。この円のゲノムのように異なる二つの対立遺伝子が対になっていることをヘテロ接合といいます。F1ではすべてへテロ接合となり,優性遺伝子の形質が発現します。この1つの優性遺伝子をシングルファクターと呼び,ヘテロ接合の劣性遺伝子をスプリットと呼びます。また,ノーマルスプリットは優性遺伝子のシングルファクターのことです。
は2つ揃わないと遺伝子の形質が発現しない劣性遺伝子です。遺伝子が2つ揃ったホモ接合をダブルファクターとも言われ,劣性遺伝子はシングルファクターでは発現しません。
遺伝子 遺伝子は生物の体の設計です,細胞の核酸にあるデオキシリボ核酸(DNA)がその正体です。遺伝子がいろいろな化学反応をおこす酵素をつくり生体を作り出します。たとえば,体内のチロシンをいう物質にチロシナーゼという酵素が化学反応を起こさせメラニン色素を作ります。このチロシナーゼを作れなくする遺伝子が動物のアルビノーを造ります。

交配結果の図解はhttp://www.geocities.co.jp/AnimalPark/7381/shrn/kozakura4.htmlをお勧めします。
これ以上はできないほど,良い出来栄えです。

不完全優性遺伝子×劣性遺伝子
優性遺伝子が不完全の場合はF1で右図のように中間雑種が生まれます。この場合はスパングル・ハルクィーンとなり,両方の形質が発現し,F2では1:2:1の比率で分離してきます。いま,スパングルはシングルファクターですが,これがダブルファクターだとF1で発現は100%スパングルになります。優性パイドと不完全優性スパングルの発現も右図と同じになります。
伴性遺伝子の交配
@優性遺伝子との交配は常染色体の交配と変わりません。
 ただし,雌雄の違いは出ます。
A伴性遺伝子がメスの場合は伴性遺伝子の発現はありませ
 ん。
B伴性遺伝子がオスの場合は50%の確立でメスの伴性遺伝
  子が発現します。
Cこの交配で生まれたメスに伴性遺伝子のスプリットがない
D伴性遺伝子の雌雄との交配の結果,逆の伴性遺伝子の
 雌雄が出る。

伴性(オス)×劣性(メス)またはノーマル
          = 50%伴性(メス)
            50%ノーマル(オス)
この交配の時に伴性遺伝子の発現があり,雌雄が逆だとノーマル/伴性スプリット(オス),ノーマル(メス)が半々で出ます。

ノーマルの発現 (伴性遺伝子×劣性遺伝子)
ハルクィーン×ノーマル           〓 100%ノーマル
ハルクィーン(オス)×オパーリン(メス) 〓 50%ノーマル/ハルクィーン・オパーリンスプリット(オス)
                           50%ノーマル(メス)
オパーリン(オス)×ハルクィーン(メス) 〓 50%オパ−リン(メス)    
                           50%ノーマル/ハルクィーン・オパーリンスプリット(オス)